language exchange ~日本語学校で使われている教科書
language exchange ~日本語学校で使われている教科書
日本語学校で1番使われている教科書は「みんなの日本語」という教科書です。
ⅠとⅡがあります。 それぞれ25課から構成されており、全部で50課あります。
今日は、この教科書の基本的な教え方について紹介します。
最初に、それぞれの課の勉強を始める前に、学習者にはそれぞれの課に出てくる単語を覚えるように指導します。
次に導入です。 その課で教えなければいけない文型に関しての導入になります。
導入は学習者に「言いたいけど言えない」「知っている文型では正確に表現できない」といった状況を想定させて、このような時には、この文型を使えば良いんですよと適切な文型を教えることです。
導入の流れ
①教師が質問する
②学習者が考える
③新しい文型を教える
④学習者が文型を使って練習する
次に確認です。
学習者が適切に理解できたかどうかを、いろいろと質問して確認します。
ここまでが導入になります。
そして教科書の練習問題を使って、応用練習をします。
この指導を50課続けることにより、学習者は日本語能力検定試験3級(現N3~N2)レベルに達することが期待できます。
この50課がしっかりと身につかなければ、その後の学習は厳しいものになります。
逆にこの50課がしっかりと身についていれば、日本語の基礎能力レベルはかなりのレベルだと言えると思います。
特に「みんなの日本語Ⅱ」がとても重要になります。 学習者の差はここでつくと言っても過言ではありません。